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バイ菌を避けすぎるから、花粉症がひどくなる!?

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花粉症は多くの人を脅かす国民病です。
ここでは、花粉症の正体を見極め、その対策をしていきます。
 
花粉症が増えた原因は、2つの方向から考えることができます。
 
1つ目は、「環境面の変化」です。
日本人の花粉症のタイプは、ご存知のように「スギ花粉症」が最多です。
 
1950年~60年代の 高度経済成長期に、国土に大量の杉が植林されました。
スギに花粉がつくのは、樹齢30年以上の木と言われています。
 
確かに80年以降から、花粉症の患者さんが増えてきたと感じます。
これは、残念ながら仕方がないと言わねばなりません。
 
2つ目は、人間の体の「免疫」です。
日本人は清潔になりすぎたために、花粉症が増えたとも考えられます。
 
そもそも人間は、進化の過程において「免疫」という優れた
防御機能を獲得することができました。
 
しかし育ってきた土地(暮してる土地)によって、
「何に対して免疫が働くか」が違ってくるのです。
 
例えばインドの人たちは、ガンジス川の水を飲むことがよくあります。
もし日本人がその真似をしたらどうでしょう。
 
あっという間にお腹をこわしたり、感染症などにかかってしまうはずです。
ガンジス川には雑菌はもちろん、糞尿や工場排水なども流れています。
 
なぜインドの人たちがお腹を壊さないのかというと、
ガンジス川の雑菌への「免疫」ができているからです。
(「彼らが増殖するカレーのスパイスに抗菌作用が含まれており、免疫力が高まっている」という指摘もあります)
 
一方、日本についてはどうでしょう。
今の日本人は、昔よりも高度に文明化された環境で、
清潔で文化的な暮らしを送れるようになりました。
 
昔は、今とは比べ物にならないほど多くのバイ菌と共に暮らしていたはずです。
「清潔すぎる」環境と引き換えに、免疫が作用する機会が激減し、
免疫機能に歪みが生じて、花粉症が出現してきたという見方もできるのです。
 
「行き過ぎた清潔さがもたらす弊害」に警鐘鳴らす専門家も多くなりました。
以前に流行した「抗菌グッズ」も、「逆によくない」という理由で、
今はあまり見かけなくなっています。
 
世の中の至るところにバイ菌は存在しています。
それらを遠ざけることより、
慣れて免疫をつけていくという思考に切り替える方が、
実は健全なのでしょう。
 
ただし、鼻の穴から体に入り、
アレルギーを引き起こしかねないホコリ(ハウスダスト)については、
掃除などでこまめに取り除いておくに越したことはありません。

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