健康と美容のために

血管からのメッセージを健康に生かす方法

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「健康診断」が必要な理由とは?

動脈硬化には自覚症状がない

血管は、生物の命を維持するおおもとの器官です。
 
生まれてから死ぬまで、一度も休むことなく働き続けます。
 
動脈硬化が進行していても、その自覚症状はなく、血管が切れたり、詰まったり、最悪の状態まで追い詰められない限り、悲鳴をあげることはありません。
 
血管の病気が「サイレントキラー」と呼ばれる理由もここにあり、本人がまったく自覚できないまま病気が進行して、ある日突然に大きな症状が現れて、最悪の場合はそのまま死んでしまうことになります。
 
血管の状態に気を配ることも大切です。
 
血管の声なき声を聴くために、必要不可欠なものこそ健康診断なのです。
 

見えない体の変化を浮き彫りにする健康診断

「健康診断は、個人差を無視しているから意味がない」という人がいますが、大きな間違いです。
 
確かに画一的な検査プログラムですが、健康生活を阻害するリスクの兆候を、効率よく洗い出せるように組まれています。
 
検査結果の数値を見るだけで、動脈硬化の進行させる生活習慣暴徒その予備軍を浮き彫りにしてくれますので、重大な血管事故の予防に大変役立つのです。
 
さらに腎臓や肝臓の以上まで発見してくれるのですから、素晴らしい検査システムです。
 
はっきりと異常値を示した場合はもちろんですが、大切なのはグレーゾーンであっても数値の悪化が見られたときに、素早く生活習慣んお改善をはかること。
 
症状が軽い初期の場合であるほど、体長はもちろん、血管芋効果がてきめんに現れるからです。
 
たとえ個人差がある数値でも定期的に受診すれば、その数値がよくなっているのか、悪くなっているのか、変わらないのかが明らかになり、自分の健康状態が把握できます。
 
健康診断は絶対に受診しましょう。
 

「喫煙」がもたらす血管病のリスク

なぜ健康診断で喫煙の有無を聞かれるのか?

健康診断を受ける前に記入する問診票には、必ず喫煙歴の質問があり、たばこを吸うか、吸わないか、必ずチェックすることになっています。
 
これは、労働安全衛生法という法律で定められているくらい、重要なことです。
 
このことは喫煙するか、しないかが人の健康を左右する重要なファクターになることを示しています。
 
血管病を引き起こす4つのリスクのうち、ダントツの第一位が喫煙であるのです。
 
たばこの煙に含まれるニコチンは、体内に入ると血管を収縮させます。
 
当然、血圧と心拍数が上昇しますので、高血圧や動脈硬化を進行させます。
 
脳に「気持ちいい」と感じさせる、ドーパミンというホルモンが分泌さえれることで、リラックスしているのうに錯覚しますが、実際には激しい活動時に活発化する交感神経が緊張してしまい、体は強いストレスを受けてしまうのです。
 
強いストレス下に置かれると、血管は狭くなり硬くなってしまうため、血圧が上昇し、さらに高血圧や動脈硬化を助長します。
 
血管だけではありません。
 
肺がんや咽頭がん、胃がんなどを引き起こしますし、認知症の危険も増加するのです。
 
喫煙は全身の細胞を急速に参加させて、老化を速めます。
 
肌には、しみやしわが目立つようになり、歯抜けも促進させます。
 
つまり、体の内部も外部もボロボロにしてしまうのです。
 
喫煙を繰り返しお願いする意味はそこにあります。
 

本人よりも周囲の人に悪影響がある

喫煙者以上に、家族など周囲の人を傷つける原因は、吸い口のフィルターおw通さない副流煙です。
 
特に発育途上の子供への悪影響は深刻で、小児ぜんそくや気管支炎の原因にもなります。
 
分煙化が進んでいますが、外であっても副流煙による害はゼロではないといわれています。
 
1日も早い禁煙をおこないましょう。
 

「高血圧」がもたらす血管病リスク

高血圧がまねく負の悪循環

血管の総延長は9~10万kmもありますが、血液はわずか60秒ほどで心臓からでて全身をめぐり、再び心臓に戻ります。
 
そのため、心臓は大変強い力で血液を押し出し、循環を促しますので、血管にはそもそもかなりの圧力がかかっています。
 
その圧力を血管事態のしなやかさと、血流と接する内壁んお滑らかさで抵抗が少ないように受け流して、血液循環をスムーズにしています。
 
しかし、加齢や血管によくない生活習慣の結果から、動脈硬化が進行して、血管が厚く固くなり、血液の通り道が狭ままると、心臓はより強い力で血液を押し出そうとしまうすので、当然血圧は上昇します。
 
高齢者にとって、高血圧が一般的な症状として多いのは、このためです。
 
高血圧になると、血管壁へのストレスが高まり、血管は傷つきやすくなります。
 
特に血流を接している内壁にシート状に並ぶ肺日細胞はダメージを受けやすくなります。
 
内皮細胞が傷つくと、そこから血中の脂質などが血管の膜の中に入り込み、動脈硬化が進行してしまいます。
 
血管壁が厚く硬くなり、血液の通り道である内膣が狭くなると血管の抵抗が強くなり、さらに高血圧が悪化します。
 

高血圧にまつわる迷信

「上の血圧は『年齢+90mmHg』までは問題ない」
 
「上の血圧が高くても、下の血圧が低ければ大丈夫」
 
というのは、昔の常識で現在は完全に否定されています。
 
前者でいえば、60歳の人は150mgHg、70歳の人は160mgHgとなりますが、いまの基準では完全な高血圧です。
 
校舎などは完全に逆で、現在重視されているのは上の血圧のほうで、低血圧にならない程度であれば、上も下も低いに越したことはありません。
 
医学は日々進歩していますので、古い情報は注意しましょう。
 

「脂質代謝異常」がもたらす血管病リスク

悪玉も生命維持には必要な成分

動脈硬化と関係が深い血中の脂質は、悪玉と呼ばれるLDLコレステロール、善玉と呼ばれるHDLコレステロール、それに中性脂肪を加えた3つです。
 
誤解してはいけないのは、すべて健康のためには必要な成分であり、悪玉と呼ばれていても、体内にその適量が保たれていることが大切です。
 
コレステロールは、体内に1100~150gほど存在していますが、その25%が脳内に集中しています。
 
役割としては、ほるもにゃ細胞膜、胆汁酸などの原料となり、生命活動に欠かせない成分です。
 
そのため、血液中のコレステロールの約80%が体内で生産されていて(主に、肝臓。小腸でも作られる)、食品から吸収されるのは、全体の約20%程度です。
 

余分なコレステロールは血中にまたる

LDLコレステロールは肝臓から全身へコレステロールを運ぶ役割を担いますが、増えすぎると余分なコレステロールを血中に置き去りにしてしまいます。
 
HDLコレステロールがこの余分なコレステロールを回収して、肝臓に戻すのですが、その量が多過ぎると回収しきれず、LDLコレステロールは、血管内皮細胞の障害された血管の壁に入り込んで、たまってしまうのです。
 
このコレステロールが酸化されて変性すると動脈硬化が進行してしまいます。
 

余分な中性脂肪は悪玉を超悪玉に変える

中性脂肪が増えすぎると、善玉のHDLコレステロールが弁償し、悪玉のLDLコレステロールは小型化します。
 
小型化したLDLコレステロールは血管の膜に入り込みやすくなり、動脈硬化のリスクは高くなります。
 
あまった中性脂肪事態も変質して、血管の膜内に入り込み、こぶの原料となります。
 
高カロリーの欧米型の食生活は、コレステロールや中性脂肪の摂りすぎにつながるので、注意が必要です。
 

「高血糖」がもたらす血管病リスク

老化現象は酸化だけでなく糖化でも促進される

細胞の老化現象は、活性酸素による酸化によって起こりますが、最近の研究結果では、酸化と並んで糖化が老化の大きな元凶になることがわかってきました。
 
細胞はタンパク質からできていますが、糖分を摂りすぎて糖質が余ると、タンパク質に結びついて、終末糖化産物(AGEs)へと変わります。
 
AGEsは血液に接する壁に並んでいる血管の内皮細胞を傷つけて、動脈硬化の原因をつくります。
 
それは、AGEsが活性酸素を発生させることで、酸化によるストレスを引き起こして、炎症を起こすからです。
 
このダメージをストレートに受けるのが、血管の内皮細胞なのです。
 

体の糖化は健康診断でわかる

糖質を摂ると血糖値が上がりますが、健康であればインスリンの働きで、すぐに平均値に戻ります。
 
しかし、高血糖の状態が続く場合は、体が糖化してしまっているといえます。
 
とくに注意したいのが、食後の高血糖です。
 
空腹時の血糖値が高く、食後に急上昇する場合はもちろんですが、空腹時には正常範囲内であるにもかかわらず、食後だけに以上に血糖値が高まるケースも高リスクなのです。
 
健康状態でヘモグロビンA1C(HdA1c)の検査項目がありますが、これは赤血球の中にあるヘモグロビンのうち何%が糖化しているのかを表す指標です。
 
5.6以上の数値の人は、糖尿病予備軍となりますので、注意してください。
 
糖尿病予備軍の人は、すでに動脈硬化がはじまっている可能性も考えられます。
 
早急に糖質制限など生活習慣の根本的な見直しが必要といえます。
 
糖化は酸化の原因となり、老化現象を進めますので、肌のしわやしみを増やし、認知症の危険も増大させます。
 
食後高血糖の気配がある人は、健康診断の数値に気を付けましょう。
 

「肥満・メタボ」がもたらす血管病リスク

太っているだけで血管は毎日いじめられる

難しい理屈を考えてなくても、太っているだけで血管にとっては大きなマイナスです。
 
逆に言えば、肥満を改善することは、そのまま動脈硬化の予防になると考えていいでしょう(ただし、やせ過ぎは低栄養や低力不足の心配がありますのでよくありませ)。
 
健康診断では、肥満をBMIという数値で表しています。
 
日本肥満学会の基準では25以上を肥満としていますので、kの数値以上の人は、生活習慣を改める必要があります。
 
20代までは皮下脂肪によって肥満になりますが、いわゆる中年太りは内臓脂肪が蓄積した肥満で、心筋梗塞や脳卒中など血管病に結びつきかねない危険水域といけます。
 
内臓脂肪が過剰になると、種々のホルモンが分泌されます。
 
その結果、糖尿病、脂質異常症、そして高血圧などを引き起こしやすくなります。
 
また、若いころ痩せていて中年以降肥満になると、心臓周囲にも脂肪がたまり、心臓を養う冠動脈の動脈硬化が急速に進んでしまうのです。
 

メタボは突然死の大きなリスク

メタボと呼ばれるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪型の肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常症のうち、二つ以上を合併した状態のことです。
 
血管病リスクの第2~4位をふたつ背負うわけですから、いつ当然視しても不思議ではない危険な状態といえます。
 
万一すべてをあわせもてば「死の四重奏」といわれる非常に危険な状態ですので、すぐに生活改善が必要です。
 
メタボを改善する方法は、肥満の解消にほかなりません。
 
それは、そのまま動脈硬化の予防にもなります。
 
まずは毎日体重を測定、記録して、現実と向き合うことが大切です。
 
記録には、体重のほかにも食事の内容、運動量なども書き込みましょう。
 
体の変化と生活習慣との関連性がわかれば、日々効果は増すはずです。
 

「貧血」がもらたらす血管病リスク

勘違いされている貧血の正体

貧血は、血液の中の赤血球、もしくは赤血球の中のヘモグロビンが減少することで起こる症状です。
 
赤血球およびヘモグロビンは、酸素を運ぶ役割を担っていますので、それが減少すると全身の組織に酸素が十分にいきわたらないため、各臓器や組織が酸欠状態に陥ります。
 
特に脳が酸素不足になるとめまいや気が遠くなるなどの症状が現れます。
 
また、貧血以外にも、低血圧によって脳への血流が不足することによって同様の症状が出現します。
 
一見、貧血と思われる症状であっても、その正体が低血圧のこともあるのです。
 
いずれにしても、その症状は一過性であり、しゃがみこんだり、横になったりすれば回復します。
 
ところが、動脈硬化によって血管の内膣が狭くなっていると状況が異なります。
 
貧血は血管の狭窄した部位よりまsh層の酸素不足を助長し、低血圧は、狭窄部位より先への血流の低下の原因になるからです。
 
つまり、貧血も低血圧も、動脈硬化にともなって発症する脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを高めてしまう場合もあるのです。
 
貧血には種々のタイプがあり、それぞれ治療法も異なりますが、最も多い鉄欠乏性貧血の場合、赤血球の材料である鉄を効率よく摂ることが大切です。
 
牛肉の赤身、豚や鳥のレバーしじみ、ほうれんそうなどの鉄を多く含む食材がおすすめです。
 

健康診断でわかる赤血球の状態

健康診断にも、貧血状態か否かを判定する項目があります。
 
血液一般の乱の中に、赤血球、ヘマトクリット値、血色素量などの項目があり、いずれも赤血球の状態を示すものです。
 
これらの数値が低い場合は貧血状態が疑われます。
 
逆に、これらの数値が高い場合は、血液中の赤血球の濃度が濃すぎたり、血液の粘性が強すぎたりします。
 
結果、血栓がつまりやすくなったり、血液の循環が悪くなります。
 

血液サラサラ・ドロドロへの誤解

血液サラサラでも血管事故は起こる

テレビの健康番組を見ると、よく血液サラサラ、ドロドロという話がでてきます。
 
「血液サラサラだから大丈夫!」という内容が多いようですが、血管的にいえば、そうとはいえません。
 
もちろんドロドロよりもサラサラのほうが状態としてはよいのですが、動脈硬化が進行している人でも血液がサラサラになることはありますし、血栓もできます。
 
つまり、血液サラサラの人の血管が詰まり、心筋梗塞などで突然死することも十分あり得ることなのです。
 
まず大切なことは、血液の状態だけをきにすることんではなく、血管のコンディションが正常であることです。
 
血管に優しい生活習慣を送っていれば、結果的に血液はサラサラになります。
 
順番を間違えずに、血管を第一に考えて生活をすれば、間違いありません。
 

水を飲んで血液がサラサラになるのはごく限られた状況だけ

水分をたくさん摂ってさえいれば、血液がサラサラになって、脳梗塞や心筋梗塞が防げると思ったら大間違いです。
 
確かに、猛暑日や激しい運動の際には脱水にともなって血液が固まりやすくなることはあります。
 
その場合には十分な水分摂取はとても重要です。
 
しかし、多くの場合、脳梗塞や心筋梗塞といった血管事故は動脈硬化が原因で発症することを忘れないでください。
 
動脈硬化の原因となるような悪い生活習慣によって血液中の危険因子が放置されれば、いくら水分を摂ったところでリスク回避することはできません。
 
例えば「アスピリン」や「ワーファリン」などのように、けがをした際になかなか血が止まらないほどの強力な作用をもつやくざいであれば、血栓によって血管が詰まるのを防ぐことを期待できます。
 
しかし、動脈硬化の進行を防ぐことが何もよりも大切です。
 

「歯周病」が動脈硬化をまねく

歯周ポケットは体内と同じ状況である

最近の研究により、歯周病菌が血管の中に入り込んで、血管の内膜を炎症させて、動脈硬化を引き起こし原因になることがわかってきました。
 
実際に動脈硬化のコブの中から歯周病菌が発見されたことで、この説は裏付けされたのですが、なかなかイメージしにくいでしょう。
 
さらに取集病を患っている人は、そうでない人に比べて、血管が詰まる傍記にかかりやすく、心筋梗塞や脳梗塞の疾患率が高いことも確認されています。
 
歯周病菌はその名の通り、詩派の周りに付着しますが、特に葉の隙間や歯周ポケットを呼ばれる歯と歯茎の間にある溝に生息します。
 
虫歯は酸素がないと生きていけない好気性の菌ですが、歯周病菌は増殖に酸素を必要としない嫌気性の菌ですから、この歯周ポケットは歯周病菌にとってパラダイスのような環境です。
 
歯の周りの歯肉には、毛細血管がびっしり張り巡らされているので、歯周病菌によって炎症をおこして傷つけば、その傷口から歯周病菌が侵入するのは、まさに当然のことといえます。
 
つまり、行内の歯のまわり、特に歯周ポケットは「体内と同じ環境である」と考えるべきで、健康な状態に保つための毎日のケアや定期的な健診が必要です。
 

歯周病を防ぐには歯磨きだけでは不十分

歯周病を防ぐ方法は、まず歯の周りを清潔にすることが第一です。
 
毎日の歯磨きとブラsh寝具はもちろんですが、それだけでは万全といえません。
 
つまようじのような形をした歯間ブラシ、はノア間に糸状のものをとおして使用するデンタルブロスなどが市販されいますので、これらを活用して、最低1日1回以上、歯間や歯周ポケットにたまりがちな歯垢や歯石を除去してください。
 
さらに、3か月~半年に1回くらいのペースで、歯医者さんで診療を受け、歯石のクリーニングをしてもらえれば万全です。

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